書籍-泌尿器科・透析・腎臓

透析療法ネクストXXII
透析療法ネクストXXII
編集:秋葉 隆、秋澤忠男
定価:本体2,600円+税
ISBNコード:978-4-86517-240-9
発行年月日:2017年11月25日
サイズ・頁数:A4判・152頁


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[商品説明] シリーズ第22弾!
「高リン血症治療の新たな選択肢―スクロオキシ水酸化鉄の果たす役割―」と題し、特集・座談会を収載しています。
[目次]
座談会
■特性に応じたリン吸着薬の選択─スクロオキシ水酸化鉄の役割は?─
司   会:秋澤 忠男
討論者:Jürgen Floege、深川 雅史、小岩 文彦
特集 高リン血症治療の新たな選択肢―スクロオキシ水酸化鉄の果たす役割―
■1.リン代謝とリン毒性
  1) CKD におけるミネラル代謝異常の病態  深川 雅史
  1. はじめに
  1. リンの大きな役割
  2. PTH 管理の目標と意義
  3. 見逃されている異常:ビタミンD 欠乏
  1. おわりに
  2)食事性リンと血管内皮機能障害  竹谷  豊,楢崎 遥子,伊美友紀子,新居 紗知
  1. はじめに
  1. リン過剰摂取と血管内皮機能障害
  2. 食事によるリン管理
  1. おわりに
  3)ミネラル代謝異常と冠動脈疾患  河野 圭志,藤井 秀毅
  1. はじめに
  1. CKD における冠動脈病変の特徴と病態意義
  2. 冠動脈石灰化・心血管疾患とMBD
  1. おわりに
  4)栄養管理を踏まえたリン管理
    ─高齢化する透析患者で栄養状態の悪化をどう防ぐか  花房 規男
  1. 透析患者の高齢化
  2. CKD-MBD
  3. 高齢者の不均一性
■2. 高リン血症治療におけるスクロオキシ水酸化鉄の位置づけ
  1) 分類によって理解する経口P 吸着薬  風間順一郎
  1. はじめに
  1. なぜ経口P 吸着薬なのか
  2. 経口P 吸着薬の分類と副作用
  1. おわりに
  2)鉄を用いたリン吸着薬開発の歴史  本 正憲
  1. はじめに
  1. これまでに使用されてきたP 吸着薬の開発の歴史
  2. 鉄含有P 吸着薬開発の歴史
  1. おわりに
  3)スクロオキシ水酸化鉄の薬理学的特性および製剤学的特性
    立道  聡,中垣 史哲,矢口  篤
  1. はじめに
  1. 薬理学的特性
  2. 製剤学的特性
  3. 考察
  1. おわりに
  4)スクロオキシ水酸化鉄の海外における臨床成績  藤井 直彦
  1. はじめに
  1. 第義蟷邯灰如璽拭VIT-CI-01/2 試験、Q24120 試験、PA-DDI-001 ~ 005 試験)
  2. 第響蟷邯灰如璽拭PA-CL-03A 試験)
  3. 第形蟷邯灰如璽拭PA-CL-05A/ 05B 試験)
  4. 医療費に関する検討
  1. おわりに
  5)スクロオキシ水酸化鉄の国内臨床試験の成績  小岩 文彦,大宮 信哉,天笠 允仁
  1. はじめに
  1. 開発の経緯
  1. おわりに
  6)臨床試験から得られた鉄動態をどのように解釈するか?  濱野 高行
  1. はじめに
  1. 鉄の収支バランスを理解するための腹膜透析患者のデータ
  2. では、鉄がマイナスバランスになる血液透析患者では?
  3. ヘモグロビンが上昇するか否かは、baseline のフェリチンに依存する
  4. 鉄欠乏も鉄過剰も避けられる薬剤?
■3.実臨床におけるスクロオキシ水酸化鉄の有用性
  1)炭酸ランタンからの切り替え
    ─血液透析患者の高リン血症症例に対して炭酸ランタンからスクロオキシ水
    酸化鉄へ切り替え投与を施行した臨床検討─
    坂本 和也,阿部 正道,櫛田 隆久,熊谷 文昭
  1. はじめに
  1. 対象と方法
  2. 結果
  3. 考察
  1. まとめ
  2)スクロオキシ水酸化鉄の使用経験─ P、Ca、FGF23 と排便スコアの検討─  鈴木 一裕
  1. はじめに
  1. 対象
  2. 方法
  3. 結果
  4. 考察
  1. 結語
  3)FGF23 への効果  門田智香子,門田 和之,濱野 高行
  1. はじめに
  1. 動物実験におけるスクロオキシ水酸化鉄のFGF23 に対する効果
  2. 実臨床におけるスクロオキシ水酸化鉄のFGF23 低下効果
  1. おわりに
  4)スクロオキシ水酸化鉄のFGF23 および鉄動態に対する影響  大月 伯恭,阿部 雅紀
  1. 背景
  1. 方法
  2. 結果
  3. 考察
  1. 結論
■4.リン吸着薬のアドヒアランス
  1) 服薬アドヒアランスの評価方法と教育  古久保 拓
  1. アドヒアランスとは? なぜ測定するのか?
  2. アドヒアランスの評価方法
  3. アンケート(質問票)の内容
  4. リン吸着薬のアドヒアランスを高める教育
  2)リン吸着薬処方量の多寡は服薬アドヒアランスに関連するか?
    永野 伸郎,高橋 伴彰,伊藤 恭子,安藤 哲郎,筒井 貴朗
  1. はじめに
  1. リン吸着薬の処方実態
  2. リン吸着薬の処方錠数と服薬アドヒアランスの関係
  3. リン吸着薬の処方錠数と患者心理
  4. 服薬アドヒアランス不良の心理的背景
  1. おわりに
  3)服薬アドヒアランスの医療経済  田倉 智之
  1. はじめに(ヘルスプロモーションの意義)
  1. ヘルスプロモーションの歴史
  2. ヘルスプロモーションの未来
  3. 行動経済学を応用した服薬アドヒアランスの改善例
  4. 服薬アドヒアランス改善の医療経済的な効果例
  1. 最後に(服薬アドヒアランスと社会経済)
■INDEX
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