先学の肩に乗って
―近世までの泌尿器外科青史―
著者:岡田 清己
定価:本体2,500円+税
ISBNコード:978-4-86517-286-7
発行年月日:2018年9月15日
サイズ・頁数:A5判・238頁
―近世までの泌尿器外科青史―
著者:岡田 清己
定価:本体2,500円+税
ISBNコード:978-4-86517-286-7
発行年月日:2018年9月15日
サイズ・頁数:A5判・238頁
第一部 腎臓の形態・機能および腎泌尿器外科概史
第一章 腎臓学の揺籃期
第一節 古代医学の泰斗ガレノス第二節 中世からルネサンスへ
第二章 腎臓学の開花期
第一節 学聖マルピーギ第二節 ベリーニ以降
第三章 腎臓学の成熟期
第四章 腎泌尿器疾患の歴史的変遷
第一節 腎疾患の開拓者たち第二節 泌尿器病理学の先駆者モルガーニ
第三節 腎周囲の解剖
第五章 腎腫瘍の歴史的変遷
第一節 腎腫瘍についての記載第二節 グラヴィッツ、ウィルムスなど
第六章 腎泌尿器疾患の手術史
第一節 近世までの手術史第二節 腎摘除術の開拓者シモン
ここで一休み
第二部 膀胱疾患と尿路変向術
第一章 膀胱に関する先学の足跡
第一節 医聖ヒポクラテス第二節 他の先学たち
第二章 膀胱腫瘍に関する歴史的記載
第一節 古典的な記録第二節 泌尿器外科医としてのビルロート
第三節 フランス学派アルバラン
第三章 膀胱全摘除術に至るまでの歴史
第四章 尿路変向術
第一節 尿管腸管吻合術を中心に第二節 尿管皮膚瘻術
第三節 尿管腸管吻合術の転末
第四節 回腸導管
第五節 尿路変向術の行方
異聞逸聞
第三部 前立腺外科解剖とその手術史
第一章 前立腺の認識
第二章 前立腺外科解剖学とその貢献者
第一節 前立腺膀胱静脈叢とサントリーニ第二節 恥骨後腔とレチウス
第三節 前立腺腹膜とデノビエ
第三章 前立腺肥大症の手術療法
第一節 会陰式前立腺摘除術第二節 米国泌尿器科学の父ヤング
第三節 恥骨上式前立腺摘除術
第四節 恥骨後式前立腺摘除術
第四章 経尿道的操作と内視鏡の開発
第一節 経尿道的操作への試み第二節 膀胱鏡の起源とボッチーニ
第三節 ニッツェとその後の内視鏡機器
第五章 前立腺癌に対する根治的前立腺全摘除術
史的逸話
第四部 精巣をめぐる医史上の人物
第一章 寓話的精巣論
第二章 精子の発見と精巣の機能
第三章 精細管の組織学的生理学的検索
第一節 組織学的研究の先駆者ケリカー第二節 セルトリ細胞の発見者セルトリ
第四章 男性機能とライディッヒ細胞
第一節 近代泌尿器科学の父ハンター第二節 精巣間質細胞の発見者ライディッヒ
第三節 男性機能の解明
第五章 テストステロンの抽出と局在
エピソード
第五部 古典的泌尿器放射線学の変遷
第一章 はじめに
第二章 経静脈性尿路造影(IVU)に至るまで
第三章 リヒテンベルクとスウィック
第四章 実質臓器の画像診断への試み
第一節 後腹膜気体造影法(PRP)第二節 大動脈造影法
こぼれ話
第六部 本邦における膀胱にまつわる医史学
第一章 江戸時代における膀胱の記載
第二章 明治初期における膀胱の記載
第三章 膀胱腫瘍の症例報告とその臨床
第四章 膀胱腫瘍の病理学的討議
第五章 本邦の尿路変向術の歴史的変遷
第六章 回腸導管の評価
余話清談
第七部 前立腺今昔物語―摂護腺、前位腺そして―
第一章 はじめに
第二章 臓器名の変遷過程
第三章 摂護腺の疾病に関する文献の渉猟
第四章 摂護腺肥大症の病態認識と治療法の確立
第五章 摂護腺癌の症例報告時代とその疾病動態
第六章 おわりに
その他
参考文献
泌尿器科年表
用語索引
人名索引
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